初任運転者に対する研修の指導方針について
はじめに
お客様に安心・安全にご利用頂くため当社では指導指針で定められた時間以上の研修を実施しています。大型経験、バス乗務経験の有無により研修期間に差はありますが、座学並びに安全運転の実技指導に約1か月の時間を割り当てています。
※指導指針では座学10時間以上、安全運転の実技指導20時間以上と定められています。
指導要員選抜基準
- 座学は「安全統括管理者」「統括運行管理者」「運行管理者」「整備管理者」が実施します。研修テキストを利用し、企業理念に基づき座学指導を行います。
- 安全運転の実技指導は運転者の中から選抜した「指導員」並びに大型2種を保持し乗務経験のある「運行管理者」が指導員として添乗指導を行います。
※指導員は代表取締役、取締役会長、ベテラン乗務員により行います。
研修期間中の取組
研修期間中に「適性診断(初任運転者)」「健康診断」を受診し、各結果を基に面談を実施します。また「就業規則」「服務規程」についても学習します。
安全運転実技指導の内容
- 入社から約1か月間の実技指導は下記の10項目で実施します。
【市街地】【狭隘道路】【高速道並びに自動車専用道】【山坂道】【夜間・雨天】【営業区域における要注意道路(事故多発交差点、渋滞が常態化する道路など)】【主要ターミナル(駅及び空港)】【車庫内などでの枠内駐車訓練】【車庫内での内輪差、外輪差訓練(車種別、メーカー別に実施)】【非常口開閉確認及び誘導訓練】 - 安全運転の実技指導はマイクロバスを用いて実施します。当社は国産2車種(日野及び日産)を導入しており、その全てで教習を行います。
※弊社はマイクロバスのみ保有のため。 - これらの道路・車両を用い「昼間」「夜間」「晴天時」「雨天時」に繰返し訓練することで車両感覚や車両毎の特性を習得します。